ふと見つけて覗いた。
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5088518.html
この人、
かなりしっかり考えてらっしゃる美容師さんだなと
そう感じました。
というより、
多くの美容師が考えてなさすぎるだけ
という方が正しいと思うのですが・・・
興味深く拝見させていただきました。
そして、大部分で共感が持てました。
勝手ながら、
僕の考えと合わせて少しご紹介。
大筋は、
大手美容室検索サイト(ホットペーッパービューティー等)
に頼りすぎてるサロンが多い現状と
その危険性を、もっと美容業界全体で考えなおせよ!
と。
その影響でスタッフの給料も減っているし、
サロンの経営そのものも依存体質になって非常に危機的状態だぞ
と。
まさに、その通り・・・。
以下抜粋から。
美容師って基本時間に対する対価になってくるからそんな事したら普段の料金設定ならばカットに30分以上時間をかけられるのに半額の場合カットを15分ぐらいで行わなきゃいけなくなってまともな施術なんか出来るはずない。
まず、
新規様の割引をするという事
=この様な仕事の仕方にもなり得るんだぞ、
これ位のリスクを承知でとっている行動なんだぞ
という事を認識している時点で
哀しいことに業界の平均的な経営への【意識】
としては意識が高いと思うのですが、これで高い事自体が問題なのですよね・・・。
つまり、平均値が低すぎる・・・
今の世の中本当はそんな事しなくてもコンセプト偏らせたり、ちょっの工夫さえすればお金かけなくたって集客できるはずなんです。 勿論それに気付いていて安売りをせずに成功している美容室も沢山あるのだけど、そういった成功してる人たちは美容業界を変えようとはしないでやれコンテストだやれトレンド作りだと躍起になっていて足下のやばい現状には目もくれず手をさしのべようともしないのが今の美容業界なのです
この点もまさにその通りだと僕も思います。
今の時代、美容室に対しても様々なニーズがあります。
そこに対して自社はどの様な需要の層で勝負するのか。
これが絶対に必要だと僕も考えているのですが、
ただ漠然と【美容室】を経営してるとここがまず出来ない。
自分たちの強み、アピールポイントを明確に
尚且つピンポイントで主張しないと
埋もれます。その点1000円カットは最強です。
早い・安いがコンセプトなのは誰もがひと目でわかります。
そして後半・・・
成功している人たちは下のやばい現状に目もくれない…
んんん・・・
たしかにそうかもです…
この、業界としての団結力?
横のつながり?
こうゆう時に組合が上手く作用できたら良いのでしょうね。
ちょっと、ハッとしました。
これを読んでくれた一般の人や美容師の人間はもっと良く考えて行動してほしい、このままじゃ本当に永遠に美容師の地位は向上しないし技術力もどんどん落ち込んでいってしまうと思う。少しでも現在の仕組みに疑問を感じたのなら是非とも行動に移してくれ、個々でしか存在出来てない多数の美容室が多いからこそ一人一人の気づきや行動が本当に必要になってくるんです。
僕個人的には、
大手検索サイトのビジネスが『悪い』とまでは
思わないのですが…
だって使う使わないは経営者の自由で
これが強制的な制度なら問題ですがそうではないですから。
ただ、
完全になめられてるし、
なめられても仕方ないくらいに
業界全体が、
事業として生き抜くことに対する意識が低い…
結果、いい鴨になっている現状…
ではどうすればいいのか?
大筋は簡単です。
今キケンな状態のサイクルというのは、
- 既存客(リピート客)が少ない。定着が弱い。
- =新規様の売上が経営上欠かせない要素になっている
- =広告宣伝にリソースを注がないと売上が維持できない。
- その為には美容とは別のスキルが必要
- そのスキルが無いので多額の費用で外注(大手サイト掲載等)
この様なサイクル。
そもそも上で言うところの1番が事の根源なのですが
ここにフォーカス出来てないのが大問題。
この1番を改善するには、
【新規のお客様の期待に応える】
では今のご時世絶対に弱い。
【お客様の期待を上回る感動】
が必要なんですよね・・・。
その為には…
- コンセプトをハッキリと打ち出すこと
- それをしっかり外に伝えること(HPや広告物等)
- 外に伝えてる通りのサロンを運営すること(期待の不一致は絶対に避ける)
- ご来店時はそこにOne more thing.を設けること。(期待以上の感動を呼ぶ何か)(ジョブズ方式笑)
これが基本的に絶対必要な流れだと
僕は思っています。
そして、お客様の目線になってみたらどうでしょう。
各サロン、これ(コンセプトの打ち出し)が
しっかり出来ていれば
サロン探しが今よりは凄く楽になると思うのです。
検索サイトで一生懸命探さなくたって、
『安いサロンがいい!』
『技術がしっかりしているサロンがいい!』
『オーガニック思考のサロンがいい!』
『イケメンサロンがいい!』
『施術が超早いサロンがいい!』
『癒やし重視がいい!』
と、
サロンのHP見た瞬間に判別できたら・・・
今よりは失敗は減るし、
使い分けもし始めると思います。
(ヘッドスパは癒やしサロンで、カットは技術が売りのサロンで、等)
各店コンセプトが弱いのは、
僕もそうでしたけど、
【美容室】を、
小さな1職種と考えすぎて育ってしまったせいではないでしょうか。
以前師匠が言ってました。
美容室は飲食店のような物だと。
ファーストフードがあれば
高級店もあれば
テイクアウト専門も有り、
こだわりの店主がひっそり営業する人気店も有り。
隠れ家カフェもあれば、
ロケーションだけで人が集まる店もある。
美容室も飲食業界程ではないかもしれないけど、
ニーズが多様化してます。
そんななか、
自分たちはどこに当てはまり、
どこで勝負していくのか。
これが大事なのかと。
あー長くなったな今日は。笑
コメントを残す