最近、ずっと考えてる事が有る。
何かというと、
モノが安すぎる。
以下、他人のビジネスを否定する気はありません。
需要があってこそ、成り立つのがビジネスです。
だけど、
価格の裏に潜んだ大切な【何か】を、
自分自身が忘れない様に、記録します。
今日本は、最高潮に物価が安いですね。
その傾向も少しずつ変わってきているとは思いますが、
100円均一は未だに大人気です。
モノを安く提供する。
これはもの凄く大変な事だと思います。
凄まじい企業努力の賜物でしょう。
そして需要もあります。
需要と供給のバランスがとれているので、
これはこれでヨシなのでしょう。
でも、最近凄く怖いと思うのが
この物価安が長く続いている事が原因とも言えるであろう、
消費者の精神の変化。
己の経済状態に関係なく、
良いモノ以上に安いモノを探して買い、
安いが故の質の悪さには何の疑問も感じず、
壊れたらまた買う。
この心理、すごく恐ろしい。
なぜかって、
良い物が評価されず、衰退してゆくから。
モノの価格って、
原価だけでは無いと思うのです。
そこにはその筋のプロフェッショナルであったり、
もの凄く洗練されたアイデアであったり、
決して原価だけで評価できないプライスレスな部分が、
どんな商品にも、
美容師がつくるヘアースタイルにも、
存在します。
そこに、
そのプロダクトを商品化して提供している人たちの心意気に、
お金を払う という意識が無さ過ぎる。
お金を払って商品を買った人は、
不満だったなら怒らないと駄目だと思うし、
飲食店行ってまずかったら怒っていいと思うし、
そうゆう声をバネにあらゆる文化がプライドを持って成熟しないと、
世の中あまりにも面白くないじゃないですか!!!
100均でワイワイ言いながらアレもコレも買って、
使い始めたその日に壊れて、
『あ〜あ、100円だからねっ』
で終了。
いいですよ。
そうゆう人がいてもいいのですが、
なんだか皆さんもう頭が麻痺してて、
本来そうゆう心理じゃない人まで
そうなってきている気がします。
ちがうでしょ〜、モノツクリって、そうゆうもんじゃないでしょ
って部分に思考が向かない人が多い気がして、
怖いです。
商売する人は信念を持って然るべき価格でお客様に提供して、
価格に見合ったモノであればお客様に正当に評価されて、
喜ばれて、
お互いの心が満ちる。
という、
何にも代え難いこの喜びを、
もっと大切にしたいじゃないですか。
だから、僕は安物は買わない。
安売りもしない。
世の中が面白くなくなるから。
洋服にしたって、
あり得ない値段で売ってるの沢山ありますが、
皆さん洋服って、1度でも創った事がありますか?
あれ、
好みのラインで創るの、
めちゃくちゃ大変ですよ!!!
1度創ると、全てのお気に入りの洋服に感謝したくなりますよ。
良い物は、ちゃんと評価されないと駄目なんです。
という、ちょっとしたボヤキでした。
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