美容室での履歴について
最近のヘアーカラーは過去の履歴が大切すぎてご新規の一元さんにテクニカルヒットを決めるのはどんどん難しくなってきている。そして今後更に難しくなっているであろう。お客様は『一途にMy美容師を育てる』という感覚を大切にする事が大切かと思う。初回は期待しすぎずその美容師の可能性を観察。
— masashitt™ (@masashitt) 2017年10月15日
最近はヘアーカラーのデザインの需要が本当に幅広くなってきていて仕事が楽しく、今後は更に広がっていく方向に行くだろうな、そしてそのスピードは思っている以上に早いだろうなと予想をしているのですが、最近ヘアーカラーをしていてつくづく感じるのが、
【施術履歴の重要さと危険度】
です。
薬剤の進化により以前ほどではなくなりましたが(とくにピカラはその点でも優秀)、やはり色を楽しむにはメラニン殺し(笑)が必要になってきますよね。
要はブリーチです。明度のリフトアップです。
この時に、ヘアーカラーが大好きで色々な施術を行ってきた人ほど、髪には様々な履歴が潜んでいてそれがあぶり出しのように…浮き出てくるんです。メラニンをやっつけると。。。
カウンセリングでこの点をしっかり事前に確認はもちろんするわけですが、一番難しいのは【自覚のない履歴】なんです。自覚がないというのは、お客様自身は黒染めなどの厄介なたぐいのカラーはしてきていないつもりでも美容師が必要との判断?で強烈な染料を入れ込んでるパターンなどです。特に寒色系では起こりやすい例。
それに加えてもう1つ思うのは、やはり髪色を数ヶ月、数年かけて作り込んできた・育ててきたお客様のヘアーカラーの成功感といいますか…
パッチパチにキマった!!!感!!!
と言いますか。テンション上がるわけです。イメージ通りすぎて。
一見さん、ご新規様でここまで持っていくのはほぼ不可能に近いんですよね。。。潜在ティントも個人差が大きいし。この穴を埋めるために染料の強い薬剤がどんどん発売されていますが、この強い染料をリスクヘッジのために使うのとデザインのために選んで使うのとはやはり同じではないわけです。特に長期的観測の上では。
これは特にヘアーカラーに特化した話ではなく、美容師とお客様双方にとって絶対に意識しておいたほうが良い考え方だと思うのですが、ヘアーカラーが好きな人は特に、【美容師を育てていく】という考え方もあるんだぞと。こうゆう考えも持って美容師との付き合いを考えることはとても有意義だと僕は考えます。
初めての美容室でのジャッジについて
初めて行った美容室では、どうしてもその1回である程度のジャッジを済ませがちですよね。もちろんそれも大切だし、私達も初めの1回はそこである程度見切られるんだぞという覚悟で挑んでいます。そうなんですけど、やはり何よりも一番難易度が高いのも初回です。髪のデータは無いわけですし、お客様の好みや傾向も瞬間的な判断がほぼ全てになるわけです。
2回3回とお会いする度に、毎回のお洋服の傾向、話して見えてくること、等ヒントがどんどん増えていきます。
ですので、その美容師の【可能性】をジャッジする様な見方をしてみる事はとてもおすすめです。
初回例えば70〜80点位の感覚で、その時リピートするか悩むと思うのですが、今後育てていく価値・可能性があるかな〜と。こんな感覚を持つとより良いお付き合いが出来る美容師を見つけやすくなるし、特にヘアーカラーに関してはその恩恵は大きいと思います。
とこんなことを、最近はよく思います。
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