前回からの続き
読み直した。何回も。来たメールを。何回読み直しても、書いてある。
『予約も入れておきます』
…。
渡米前から手のひらは汗でぐちょぐちょに。緊張してる。
凄いことが起こってしまった…。
サロンワークをイメージし、使いそうな英語を復習し、あっとゆうまに渡米の日が来た。
やりきった。
いまその帰りの飛行機の中にいる。
もう全然頭の中の整理ができていないけど、受け取った多くのものをなるべく熱いうちに殴り書きしておきたいと思って今これを書いている。
今回の渡米では美容以外の事でもとても多くのことを学んだが、まずは美容に関してのサンフランシスコでの体験を先に投稿したいと思う。その後、他の体験も綴ってゆく。
と、そうゆうわけで、僕が漠然と『海外でも仕事が出来る様な人間になりたい』という想いをもって、奇跡的にそれが実現できた今回の旅の美容師部門の話を自分の今の熱い想いをなるべく熱いうちに綴ろうと思う。
Hair Caffeを見つけた経緯
海外で仕事をするキッカケが欲しい!海外で働く美容師の仕事が見たい!しかし、知り合いもいなければコネもない。こんな僕がどんな行動をとればこの想いを実現できるか…色々考えたけど、何回も考えたけど、答えは一つ。
想いを叶えるには…インターネット&突撃
である。もう、これしか無いでしょう!!!ある意味幸せな時代なんです。今回の行先はサンフランシスコ。一度も行ったこと無いっす。行ったこと無いけど、アメリカの中でも、いや世界的にも有名な都市である事は僕にもわかります。そして今世界を動かしているgoogleやFacebookなどのオフィスがあるエリアなのもわかります。大麻の解禁など、革新的な改革を早く行うカリフォルニア州に位置していることもわかります!そんな都市で店を構えて勝負している日本人がいる。多分…。検索!
【サンフランシスコ 美容師】と、日本語で検索しました。日本語で検索すれば日本人の情報が出てくるであろうと、そう考えました。そして、出てきました。数店舗。1店1店確認です。スタッフ、コンセプト(これは伝わったり伝わらなかったり…)そして、価格設定。
もう、全く迷うこと無くHair Caffe一択でした。
決め手は、まずは価格。ぶっちぎりで高い!!!僕も一応サロン経営しているのでわかりますが、やはり価格設定から見えてくるそのサロンの想いというのはとても大きいと思う。提供するものに対して価格が高ければ、必然的にその店は存続できなくなります。この摂理は業種業態問わず全世界共通でしょう。せっかく世界に出るのに、安売りしているサロンを見に行っても仕方ない!そう思いました。
ドライカットマンの共通点
次に、HPから伝わるサロンのコンセプト。まず、オーナーはドライカットに取り組んでいる。ニューヨークドライカットと言われる、僕が取り組んでいるエフィラージュとはまた別のカット技法ではあるのですが、ドライカットマンは大抵、一度ブラントカット(たいていの美容室で主流になっている設計図的に直線で切るカット)を習得してから改めて学び直している。この点でやはりドライカットに取り組む人たちには仕事に対する向き合い方に共通点が産まれていると。自分の経験上確かなものとしてこれは常々感じてきました。生きていくために仕方なく仕事しているような感覚の人は、一度習得したカット技法を捨てて改めて学ぶって行動にはやはりなりにくいであろうと。更にエアーウェーブを導入していたり、細かい点でも、もう直感的に他のサロンには意識がいかなかったというのが正直なところです。
そして、メールをしたわけです。
『メールをした』と書けばそれはすごく簡単なことに感じるけれど、このメールを送るまでもまぁ自分でも笑えるくらいに長かった…。まず文章。『拝啓、〇〇』みたいに硬すぎるのも駄目でしょ!!!でも、ラフすぎるのも真剣さが伝わらないし…ん〜・・・難しいなぁ・・・みたいな!!!笑 数日かけて見直し、作り直し、いざ完成!となってから、実際にポチッとするまでもけっこう勇気がいりました。
返事くるかなぁ・・・
不快な気分にさせるかなぁ・・・
でもこれ以外に接点持つ手段ないしなぁ・・・
よし、どりゃあああああ!!!!!
『ポチッ』
その文章が、先日UPした物です。
返事の内容は、前回の投稿の通り…。
ここから、すべてが始まりました。
この後、渡航前までずっと、久々に味わうなんともいえない独特の感情に、日々の生活も支配されました。楽しみ20%くらい。残りの80%は、不安と緊張と武者震いと…。自然と日本でのサロンワークの意識も高まり精度を更に上げようとゆう気持ちになり、英語にも強く意識が向き…。こんな精神状態、FIREHEADオープン前以来でした。
続く・・・
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